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みなさん、イケ・サンパークのコミュニティガーデンにあるこの謎の木箱。
中を覗いたことはありますか?―これは、「コンポスト」です。

コンポストは、カフェ株式会社エピエリEATGOODPLACE(外部リンク)の女性シェフ、Akiさんの発案からカタチに。
公園内にコンポストを設置し、実際に運用している事例は少なく、近隣企業様からもかなり注目を集めている事業である。
2021年4月、コミュニティガーデンの運用と同時に設置し、運用スタート。

コンポストとは、
調理時に出る野菜クズを発酵・分解し、「堆肥」として生まれ変わらせるシステムです。

ここでは、園内の飲食店「EAT GOOD PLACE」から発生する野菜クズ、コーヒーがら、日本酒が売りの「あわてらす」から発生する米ぬかを土と混ぜています。

野菜クズは、国内で作られた野菜に限ってコンポストに入れています。
ここが、このコンポストのこだわり。

こちらのコンポストを覗かれた方の第一声は決まって、
―「え!臭くない。コーヒーのいい香りがする。」
そうなんです。みなさんが想像するような、あの嫌なに匂いがしません。
また、発酵する際に熱を出すため、冬季はコンポストからモクモクと白い水蒸気が出ていることもあります。

ぜひ、イケ・サンパークにお越しいただいた際には、「謎の木箱」(コンポスト)を覗いてみてください。

イケ・サンパークからはじまる循環とは?

ここで完成した堆肥はいろいろな場所で活躍しています。
コミュニティガーデンの管理を委託している株式会社グリーバル(外部リンク)中島さん、酒井さんに堆肥の品質を伺いました。

すると…
「誰にお渡ししても恥ずかしくないくらい、とてもいい堆肥です!」というコメントをいただきました。

まずは、公園内での活用。

コミュニティガーデンや園内の樹木へ、栄養として撒いています。
すると、その栄養をもとに様々な、野菜や果実が成長。
ここで収穫できた食材は、園内の飲食店へ提供、コミュニティガーデンの活動参加者さんにお持ち帰りいただいております。飲食店へ提供した食材は、調理され、お客様へ提供。調理の際には、野菜クズが発生します。野菜クズは再びコンポストへ・・・

そして、2つ目は公園外での活用。

公園で使え切れない堆肥は、近隣の商業施設へ提供させていただいてます。
現在は、Hareza池袋(外部リンク)さま、サンシャイン水族館さまにご提供。

Hareza池袋さまでは、中池袋公園(外部リンク)の植栽管理に活用いただいております。

サンシャイン水族館(外部リンク)さまでは、
現在、試験的に運用中の菜園で活用いただいております。
2022年8月、バジルとシソが収獲できたと報告をいただき、その一部をEATGOODPLACEにご提供いただきました!

そして、カフェさんのお力で素敵なメニューに大変身。

バジルは・・・
ラタトゥイユの上にのせてアクセントに。
そして、バナナとジンジャーシロップと混ぜてスッキリとした味わいのスムージーに。

レモンと合わせて青ジソレモネードに。夏に持ってこいのドリンク!

虫に葉を食べられてしまったりと、様々な問題に直面しながらも、新しい作物に挑戦中のようです!これからの時期はどんなものが育つのか楽しみですね。

また、シェフAkiさんの紹介はコチラで詳しく取り上げています!
ぜひ、ご覧ください。