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IKE・SUNPARKの近隣地域、東池袋・大塚・雑司が谷で長年愛されている場所と、新しい文化を生み出している場所、そこに携わる人たちの思いをご紹介しています。

 

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リョーザンパークは、巣鴨と大塚でオフィス、レジデンス、スクールの運営を通して「働く」「学ぶ」「暮らす」「育てる」の新しい形を提案している。

代表の竹沢徳剛(のりたか)さんはアメリカ・ワシントンDCの大学院へ進学し、卒業後も現地で日系コミュニティ向けの新聞の編集に携わっていた。アメリカの多文化共生社会に魅力を感じていた時に東日本大震災が起こり、在日外国人や海外で暮らす日系人など、マイノリティとされやすいような人々が日本のために復興活動に勤しんでいる姿を見て「日本も、あらゆるバックグラウンドや国籍の人たちが家族のように助け合える社会になってほしい」と強く感じたという。

それが契機となって帰国し、「東京に村をつくる」というコンセプトの下、2012年に地元の巣鴨、2015年に大塚でリョーザンパークをオープンした。特に、大塚のリョーザンパークではシェアオフィスに英語で教育するプレスクールが併設されており、国内外の建築家から注目されている。

リョーザンパークのすべてのシェアハウスやオフィスの入居者を合わせると、500〜600人にもなる。退居後も大塚・巣鴨周辺に住む人や、メンバーからスタッフになる人、シェアハウスで結婚して子どもをプレスクールに預ける人なども多く、まさに「東京の村」のようなコミュニティが着実に根付いてきていることが感じられる。

畑の土は微生物のはたらきによって肥沃になるが、この地域に集まる多様な人々も、まるで微生物のように土壌を豊かにしているのだと竹沢さんは言う。また、筋肉トレーニングに熱心な彼らしく、「筋肉が傷つきながらゆっくり大きくなっていくように、コミュニティも新しい人やキャラクターを取り込むことで、少しずつ大きくしていきたい」という。

豊島区の大塚、巣鴨、池袋、目白、雑司が谷などの地域は、それぞれ独自の「キャラが立っている」と竹沢さんは言う。そんな豊島区の特徴を、竹沢さんは「広葉樹林」と表現する。広葉樹林でさまざまな種類の木が共存しているように、豊島区では多様な人々が集い、暮らし、共存している。イケ・サンパークについても、「豊島区に住むいろんなキャラクターの人たちが集まって、出会って、新しいケミストリーが生じるような場所になればいいな」と話してくれた。

 

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Ryozan Park Otsuka

住所:東京都豊島区南大塚3-36-7 南大塚T&Tビル RYOZAN PARK OTSUKA 5-7F

URL:https://www.ryozanpark.com/

電話:03-6912-0304