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IKE・SUNPARKの近隣地域、東池袋・大塚・雑司が谷で長年愛されている場所と、新しい文化を生み出している場所、そこに携わる人たちの思いをご紹介しています。

 

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雑司が谷でオリジナルブランドのアパレルショップ「カップアンドコーン」を手がける依田亮さん。お店を始める前はアパレルとは無関係の仕事に就いていたが、自らシルクスクリーンプリントをしたTシャツを友人に贈ったり、好きなショップに置いてもらったりと、趣味で洋服をつくっていたそうだ。

その後、オンラインストアを立ち上げてより幅広く販売するようになってから3年ほど経ち、当時フリーターでその後の就職について悩んでいた頃、散歩していたらたまたま今の物件を見つけたという。「ここでなら、できるかもしれない」と一念発起し、2013年に実店舗をオープンした。

「池袋の隣なのに、異常なほどに落ち着いているのが雑司が谷の魅力かな」と話す上池袋出身の依田さんは、小学生の頃から自転車で通るたびにこの街の魅力を感じていたそうだ。生まれ育った池袋には「愛着はあるけど、プラスなイメージは持ってなくて(笑)。自分ではけなすけど人にけなされると腹立つ、みたいな場所」だという。雑司が谷を店舗の場所に選んだ理由の1つには、謎めいた店にしたかったこともあるんだとか。隣の池袋の賑わいとは対極的なゆったりした雰囲気だが、交通の利便性が高いので近隣地域外から来店してくれるお客さんも多いそうだ。

カップアンドコーンという名前は、自転車の部品から来ている。「知っている人からしたらすぐにピンと来る呼び名だけど、知らない人からするとアイス屋さんみたいな感じがするから、いいなって」。店名にするほど自転車好きの依田さんは、洋服のデザインに自転車の要素を組み込むこともある。実は、店の倉庫にも愛用の自転車を6台ほど保管しているらしい。

依田さんは、服のデザインから店頭での接客、商品の発送まで、すべて1人で行っている。それぞれのアイテムには依田さんのこだわりが細部まで落とし込まれ、シンプルながらに目をひくデザインやシルエットが魅力的だ。

特に、今年の新作パンツ「C Fit Chino」は企画に約1年をかけたという大作。テーパードのこだわりのシルエットを実現するため、体型に合わせてウエスト、レングスが異なる10サイズを展開している。他のアイテムはオンラインストアでも購入できるが、こちらは店頭販売限定(2020年4月現在)。ぜひお店に足を運んで、試着してみてほしい。

 

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CUP & CONE

住所:東京都豊島区雑司が谷3-3-14 1F

営業時間:月木金 14:00-18:00/土 12:00-20:00/日 12:00-18:00(火水定休)

*実店舗は現在休業中。WEB STORE(https://store.cupandcone.jp/)は通常営業。

URL:http://cupandcone.jp/

電話番号:03-6914-0767